「今年、オレの花粉症元年だわ〜」と毎年言っているめでぃすけ(@Medisuke_tw)です。
やはりこの時期、花粉症で悩んでる人はたくさんいます。
市販の花粉症の薬を買ったり、病院で花粉症の薬をもらったり、メディアで見たものや自己流の花粉症対策を行ったりと花粉症に対して皆さん色々策を講じてますね。
なので、メーカーからの情報や薬の添付文章や作用機序などからの学び以外に、患者から花粉症対策を聞いたり、実際、副作用や効果などはどうなのかリアルな声を聞くのも良い勉強になります。
目次
やべぇ〜患者現る
そんななか、先日とんでもない花粉症対策をしている患者が現れました。
『HB-101』って言うの。すっごい効くのよ!
スギ・ヒノキ・オオバコ・マツなどの抽出液で出来てるから良いのよ。それを体に覚えさせているのよね。
母の実家が農薬などを扱っているので『HB-101』について聞いてみると、『天然植物活力剤』というものらしく、農薬では無いそうです。
『HB-101』はスギ・ヒノキ・オオバコ・マツなどの抽出した天然の植物活力剤ですが、決して人間が使うようには出来ていないはずです。
しかし、原理はアレルギーの治療でよくある『減感作療法』なんだと想像はつきます。
ただ『HB-101』は農薬でも肥料でもないので、成分表記は必要無いみたいで成分わからず。この製造元の『株式会社 フローラ』は成分を発表していなので、どういう健康被害が起こるのかわかりません。
危険です。
とても誇らしげに笑顔で教えてくれた患者に、
「薬剤師としてオススメ出来ません。」
と言うしかありませんでした。
情けないですが、人間用に作られていない物を使って、劇的に効いたと喜んでる人に強く「やめろっ!」って言えなかったのです。
それからずっと自分の知識と経験の無さと、あの時のベストな回答は何だったのかと、ずっとモヤモヤしてました。
妖怪HB-101が夢に出てきます(;ω;)ウッ…
(本編)花粉症を治す食品ありました!
先日、第18回JAPANドラックストアショーに行ってきました。
その時のツイッターです↓
アジア最大級のドラッグストア関連商品の展示会に行ってきました。今年は2日間じっくり楽しんだ。
多くの新商品・注目商品を試したり勉強してきた。気になったオススメ商品は今後ブログで紹介してきますよ〜
業界関係者で入るとサンプルの量が半端ないね^_^ pic.twitter.com/uTggWLT3rz
— めでぃすけ (@Medisuke_tw) March 20, 2018
毎年「すごい商品でたなぁ〜」とか、「こんなんあるんだ!」と発見があり、勉強にもなるイベントです。
今回は『HB−101』のせいで、花粉症対策の商品に目が行ってしまいました。
その名も、
『すぎ・ひのきドリンク』
最初に言っておきます。
これは、清涼飲料水です。
もちろん農薬でも無く(笑)、医薬品でもないです。なので効果効能はうたえません。その代わりあれダメ、これダメとか怖いことはあまり無いです。
『すぎ・ひのきドリンク』とは?
『すぎ・ひのきドリンク』は、スギとヒノキの抽出エキスから出来ていて、これを飲むことで、スギ花粉症・ヒノキ花粉症を根治(症状を抑えるのでなく、治す)または症状緩和を目的に開発されたみたいです。
結構前から販売はしていたみたいです。自然派食品の店が主で、ドラックストアなどには出回っていない商品です。
即効性に優れていて飲んでから2〜3分位で鼻の通りが良くなるなど、飲んだあと直ぐに効果を実感できる商品です。
味はスッキリしたお茶の様な感じで、薄めでした。ヒノキの香りがします。
「すぎ」「ひのき」は昔から飲まれていた
中国の唐・明の時代の薬書物「新修本草」「本草綱目」には「すぎ」の有効性について記載があり古くから注目されていました。
日本でも一部の地域の木こり達は先祖代々健康維持のために「すぎ」「ひのき」を飲み続けていたといわれています。
私が『すぎ・ひのきドリンク』に注目した理由
★すぎ・ひのきドリンクの特徴★
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花粉症を根本から治す可能性がある
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即効性が高い
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無添加食品
・花粉症を根本から治す可能性がある
体験者の1割程度が完治、7〜8割が症状の緩和が見られた。これは医療用の舌下減感作療法で使う医薬品と同程度の改善率です。
・即効性が高い
花粉飛散が始まり、症状が出てから飲み始めても十分な効果が得られる。スギ・ヒノキにもともと含まれる、抗ヒスタミン様効果があるかららしい。医薬品のスギ抽出エキスは余分なものを排除しているので、医療用のスギ抽出エキスにはそのような効果はない。◀この情報はハッキリわからなかった。ヒノキのスーッとする味も関係ありそう。
・無添加食品
スギとヒノキのみで、添加物などの薬剤は未使用。残留農薬試験、毒性試験なども実施し安全性のチェックも万全。
他にも、
・60種類以上の健康成分を含んでいる
スギ・ヒノキの成分で、美肌やアンチエイジングに役立つタンニンやヒノキチオール、胃腸の調子を整えるβ−オイデスモールなどマルチな成分含有。
<主な含有成分>
リモネン、ヒノキチオール、タンニン、リグニン、β-オイデスモール、ゲラニオール、葉緑素、クリプトメリオン酸、エレモール、キュベノール、セドール、カジネン等
・ストレス解消
心身をリフレッシュする『フィトンチッド』
『フィトンチッド』とは木の香り成分。樹木が害虫などから身を守るために発する成分だが、人間にとっては抗菌・消臭などに利用でき、爽快感のある香りでリフレッシュに最適な成分。
飲み方
- 1日2〜3回、添付のカップ1杯を服用し、1週間から10日ほどで1本(500ml)を飲み切り、様子を見て症状が出なければ完治。個人差があるので症状が出るようならもう1本服用して様子を見る。必要なら続ける。
- 舌下にカップ1杯のエキスを入れ2〜3分程度保持した後に、ゴクリと飲み込むと、より即効性が高まる。(舌下には免疫機構が多く存在するみたいです)
- 花粉が飛散している時期から飲み始める方で、アレルギーレベルの高い方が極稀に症状悪化されるので、飛散時期前から飲み始めるなどの服用には注意が必要。
- 初めて飲む方は、寝る前にカップ1杯だけ飲んで、翌日悪化していなければ1日2〜3杯で服用開始がオススメ。
- もし悪化した場合は、服用を中止して医師などに相談。殆どの場合は服用を中止すると症状は安定する。再度数日程度空けて、今度は少量から服用を開始する。
- ミニタイプ(50ml)は1日1本を目安に服用。(ミニタイプはボトルタイプより濃度が薄い)
花粉症に試してみる価値あるよね
いかがでしたか?
メーカーさんと直接話して聞いた情報でした。
商品の花粉症に対する臨床データや副作用みたいなものは、しっかり収集してないみたいなので、花粉症に対して本気度が感じられませんでしたし、商品に少し胡散臭さを感じたりしました。
しかし、本当に花粉症に悩んでいる人は試してみる価値ありますよね?
私も『HB-101』の患者に教えてあげたいです!
医療用医薬品でも、スギ花粉のエキスやダニを原料とするエキスから作られた薬を舌の下に垂らして体に慣らしていく『舌下減感作療法』の薬があります。
『すぎ・ひのきドリンク』の減感作療法による根治・緩和を目的としています。
それと、
実は『すぎ・ひのきドリンク』はan・anで認定をもらっている商品なんです。
値段は500ml1本希望小売価格税込み9180円と高いですが、花粉症が治る可能性と緩和する可能性があるなら安いものかと。
1本飲んで花粉症が完全に治った方もいるそうです。なんて羨ましい話だ!
ネットだと定価の半額以下で購入できるところもあるので、もしよければどうぞ。
『すぎ・ひのきドリンク』は静岡県の株式会社カミナリヤの商品です。スギ・ヒノキも静岡県の木を使っているみたいです。カミナリヤさんのホームページにも商品について書いてあります。