最近、面白い知識が収集できてない中堅薬剤師のめでぃすけ(@Medisuke_tw)です。
これは完全薬剤師向け。
薬剤師間でマウントを取るなら、
- 出身大学でもできそうですが知識量で論破!
- 人間力で患者様からの人気度!
- 仕事の速さと正確さ!
このページは 1. の知識量で同僚の薬剤師にマウントを取るときに使える少しニッチなまとめです。
私が簡易オンラインメモ帳として使っているツイッターの勉強ネタの一部をまとめて見ました。
たまに調べたりするんだけど、ツイッターって古いツイートは探しづらいんですよね。
勉強のきっかけや参考にしていただければ幸いです。
ニッチなのでおもしろ知識だけど、あまりみんなが気がしてないような内容のツイート多めです。
では古い方から。①です。
半量長期で2〜4週で臨床効果がでて、1〜3ヶ月間でプラトーに達するってよぃ。3ヶ月間で無効の場合は、速やかに手術とか他の治療法に変えるのが一般的と聞いたことあるよい! https://t.co/XIje7yZpzX
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) October 8, 2017
- エリスロマイシンのびまん性汎細気管支炎に対しての使い方から慢性副鼻腔炎治療にも応用されたマクロライドの半量長期処方。
- エリスロマイシンの常用量で胃腸障害の発生頻度が高かった。
- 他のマクロライド系抗生物質のクラリスロマイシン、ロキシスロマイシンでは常用量でも胃腸障害は少なかった。しかし、半量でも有効という報告もある。
以上の点が、マクロライド系抗生物質の半量長期処方の入り口だね。
亜鉛華軟膏は酸化亜鉛20%基剤は白色ワセリン。白色光沢あり。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) November 20, 2017
亜鉛華単軟膏は酸化亜鉛10%と20%があり、基剤はどちらも単軟膏(ミツロウ、植物油)。やや黄色味、特異的な匂いあることあり。亜鉛華単軟膏20%はサトウザルベ20%のみかな。
過誤候補によく上がる話。
整理して覚えるやつ。そもそも最初は単軟膏がわからなかったなぁ
ループ系利尿薬のラシックスの名前の由来が、作用時間の約6時間だから。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) March 25, 2018
おばあちゃん薬剤師から「えっ!知らなかったの⁈」と言われ「全く知りませんでした!」と脳ミソからの叫び声が出ました。きっともっと知ってるなぁ
経験の長さから学ぶ事もありそうだ。
いろんな薬局を経験していると、その都度いろんな角度で勉強できることはたくさんある。そして、インパクトがあると忘れにくい。
だから、いろんな薬局を経験することはやめられない。
一般用医薬品と医療用医薬品が世の中にはある。一般用医薬品の中にも要指導医薬品・第1~3類医薬品がある。医療用医薬品にも処方箋医薬品がある。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 8, 2018
最近医療用医薬品の中に処方箋医薬品以外の医薬品がある事に気づかされ、それでビジネスしてる人がいる事に気づかされ、新たな世界の存在に感動している!
零売薬局の話。すごく興味ある。
ドラックストアとかで始めれば、もはや敵なしだと思う。
β遮断薬で本態性振戦の適応があるのは、アロチノロールのみ。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 11, 2018
全部調べたけど、本当にアロチノロールだけだった…
インデラルとか本態性振戦に古くから使われてるけどね。
手の震え・振戦でインデラル10㎎を1日12錠毎食後に分けて服用してるおばあちゃんがいたなぁ。
コンプライアンス悪くて震え治まってなかったみたいだけど、しっかり服用したら震えなくなったって。
減らそう、切り替えようとは言えなくなった瞬間・・・
カルベジロール(α1,β遮断)は中枢神経作用があるので夕食後だと悪夢、不眠など睡眠障害が起こることある。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 13, 2018
それ考えて処方変えてきたドクターいた時に少し惚れた。
患者のために、薬のことわかってて処方変更されてくる処方箋を見たとき、ワクワクしてしまうことありますよね笑
逆に勉強になったりします。
ジスロマック(アジスロマイシン)が歯周病に最強説。バッカ効くって。バイオフィルム形成抑制もあり。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 15, 2018
喫煙者は白血球むにゃむにゃ( ˶´⚰︎`˵ )な感じで効果半減。
歯科医は腕があってなんぼの世界かと思っていたけど、知識も当然すごい人いますよね。話聞くとやっぱり臨床を知っているのはすごい。
リセドロン酸Na2.5mgは連日製剤だけど7錠一度に服用すると、リセドロン酸Na17.5mgの週1回製剤とほぼ同等。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 15, 2018
だけど、口が裂けても2.5mgを7錠週1回一度に服用して良いなんて言わない!
患者がDr.が残薬あるならそれでも良いって…
ストレス溜まるわぁ
ちなフィルムコーティングは食道障害の副作用対策よ
世の中には、こんな指導をする医者もいます。最初聞いたときは普通にビビった。
しかし、起床時に7錠服用は鬼だし、食道に滞留するリスクは単純に7倍になるので考えようだな・・・
ロキソプロフェンを短期間の過活動膀胱の頻尿対策に使うのはやめてくれ…
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 16, 2018
エビデンスレベルは高くないみたいだから。
でも実際使って効果あるっていう人もいるよね。
作用機序はこんなかな
PG産生抑制→腎血管収縮による腎血流量減少→アルドステロン•バソプレシン(抗利尿ホルモン)作用亢進→尿量減少
高齢者になると、飲み合わせや副作用も気になりますよね。
たかがロキソプロフェン、されどロキソプロフェンですからね。
排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発薬のクロミッドが男性に処方されても慌てるな。精子形成促進の適応外で1回25~50mgで出ることあるよ。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 23, 2018
筋トレマニアが男性ホルモンの回復目的で使う人もいるとか。
FSH,LHの分泌を促す作用だかね
海外から個人輸入で購入できてしまうのが不安。
こういう情報はプラスαで伝えたいですね! https://t.co/CToex3xJVA
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) April 27, 2018
今の時代、ただ薬渡すだけとか、レベル低い薬剤師ですよね。
こういうところも、対人業務強化に繋がりますよね。
塩分摂取量が多い人では、塩分の取り込みを促進するRA系が活性化してないため、RA系阻害薬が効きにくい事あり。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) May 2, 2018
サイアザイド系利尿薬は塩分摂取量が過多な人に使いやすく、塩分と水分を減らす。
だからRA系阻害薬を使う時はサイアザイド系利尿薬を1〜2ヶ月使ってから追加が良いかも。
サイアザイド系利尿薬でトイレの回数が増えるのは最初だけ。なのでそのうち夕方に変更しても大丈夫なこと多め。
カロナールって坐薬(原末も)以外は全て先発品のない後発品なのね。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) May 12, 2018
すごく整理出来たわ。 pic.twitter.com/WOmZYpQ7aT
空腹時は筋タンパク質の分解と合成のバランスは分解に傾きタンパク質を摂取することでバランスは合成に傾く。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) June 7, 2018
筋トレは筋タンパク質の合成感度を高め筋タンパク質の分解を抑制。そこにタンパク質が摂取されることで筋タンパク質の合成が大きく増加。
合成感度の高まりはトレーニング後24時間は続く。
ゾニサミド(エクセグラン・トレリーフ)、トピラマート(トピナ)は発汗障害があり気温の上昇や運動により起こる事が多い。投与中止後すぐに正常に回復する。また、炭酸脱水素酵素阻害作用による利尿作用があるので、水分補給も大事!
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) June 10, 2018
てんかん、パーキンでこれら薬飲んでる人や保護者は熱中症注意!
投薬時には、発汗が抑制されることを説明し炎天下での運動を控え、早めのクールダウンを心がけるように指導するようにしましょう。
アルツハイマー認知症でのメマリー (メマンチン)の使い方。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) June 16, 2018
●シナプティックノイズを軽減し、神経細胞の電気的信号を伝えやすくしたり、それによる記憶・学習機能障害を抑制。
●ガバガバのNMDA受容体を通過するCaイオンの流入を抑制して神経細胞を保護。
ドネペジルに少量のメマリーもクールだぜ!
シナプティックノイズとは、神経細胞の電気的信号が伝わりにくい状態のこと。ラジオの電波にノイズが入って聞き取りにくいという感じ。
アンテナの向きを変えると聞こえやすくなるという行為が、メマンチン投与ということみたい。
ジピリダモール(ペルサンチン)100mg錠と徐放カプセルは、
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) July 1, 2018
『狭心症、心筋梗塞<急性期を除く>、その他の虚血性心疾患、うっ血性心不全。』
の適応が無い事に今更気づく…
12.5mg錠はそれしか適応ないのもついでに気づく…
って同じ事を以前も言ってた気がするのでツイートしとくか…
ワソランはCa拮抗薬だけど、高血圧の適応なし。(適応は不整脈、狭心症とか)
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) July 29, 2018
ループ系利尿薬はフロセミド以外高血圧の適応なし。(適応は心性・腎性・肝性の浮腫)
往診に同行した時に、ドクターから「保険適応大丈夫?」って言われた時ように。
これを知った僕は、処方箋の見方が変わったよぃ!
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) September 23, 2018
それは『佐薬』
知らない薬剤師多いと思うね。
副作用を抑えたりバランスを取る目的で出す薬で、なんと病院はレセプト請求時「適応病名」の記載が必要ないみたいなんだ。
NSAIDsの胃薬など。
適応通ってるものもあるけどね。
急性冠動脈症候群の発症前に必ずしも高度の血管狭窄が存在しないことが分かってきました。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) September 24, 2018
勉強になったサイト⬇︎https://t.co/50x949WOAe https://t.co/9kBSiKCdtZ
急性冠動脈症候群といわれる心筋梗塞や不安定狭心症で血管内腔が閉塞するのは、プラークが徐々に成長して閉塞するわけではない。
何らかの原因で不安定プラークが破裂(ラプチャー)し、そこに血栓が形成されることによって急に血管の閉塞が起こる。
今までの冠動脈造影などによる研究から、急性冠動脈症候群の発症前に必ずしも高度の血管狭窄が存在しないことが分かってきた。とのこと。
胃の排出能を回復させて、レボドパ製剤の吸収効率を高めるためで、健常人ではレボドパ服用後30分〜1時間でTmaxに達するけど、パーキンソン病患者の42%でTmaxが2時間以降も遅れてが出た報告あり!
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) September 24, 2018
dl-イソプレナリンの適応違い
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) October 5, 2018
吸入剤…dl-イソプレナリン塩酸塩吸入剤は商品名アスプール液で気管支痙攣の緩和に。
徐放カプセル…dl-イソプレナリン塩酸塩徐放カプセルは商品名イソメニールカプセルで内耳障害に基づく眩暈に。
徐放錠…dl-イソプレナリン徐放錠は商品名プロタノールS錠で徐脈に。
同じゾニサミドという成分でも、てんかん薬としてエクセグラン100mg/日で27円、パーキンソン病薬としてトレリーフ25mg/日で948円。トレリーフは単純にmg単位で比較すると140倍高い。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) October 14, 2018
成分が同じなので保険適用には反するけど、エクセグランをwearing-off,on-off現象の際に用いられるケースが割とある。
パラミヂン(ブコローム)はワーファリンの作用を強化し、ワーファリンの量を減らす目的で使われる。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) October 18, 2018
パラミヂンがワーファリンの肝薬物代謝酵素(CYP2C9)を阻害するため持続した抗凝固効果の増強。
またパラミヂンはワーファリンの血漿蛋白結合置換作用もあり、血中のワーファリン遊離型濃度を増加。
1錠1456.3円のALSの薬リルテックを割って舐めてみた。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) October 20, 2018
味はしないが、ラムネを舐めている感覚。しばらくしたら、舌がヌメヌメしたものに覆われている不快な感覚になり10分くらい続いた。
作用機序は完全に解明されてない薬。神経細胞死を抑制する薬だお。#良い子は絶対に真似しないでね
肝臓でのコレステロール生合成は夜間に亢進するから高脂血症の薬スタチン系は夕食後服用がベター。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) October 27, 2018
でも実際ストロングスタチンは半減期が長いのでいつ飲んでも効果は変わらないみたい。
フルバスタチン(ローコール)のみ用法が夕食後と決まってるから、朝なら疑義照会だよね。
あの軟膏基剤の流動パラフィンは、内服で処方されることがあります。便秘に1回15~30mlを1日1~2回とかでね。昔あったみたいだけど今も出す先生の生存を確認しました。
— めでぃすけ@アフリカに医療ボランティアに行った薬剤師 (@Medisuke_tw) November 9, 2018
勿論適応は無いけど、薬価安くて気付かれないらしい。ただ運悪く見つけられたらアウトだよ。
そもそも飲める事が驚きだけどね?
以上①終了。