
こんにちは、めでぃすけ(@Medisuke_tw)です。
ところでみなさん、なんでも治すことができる万能薬の存在は知っているだろうか?
実際存在していたら?
しかも簡単に手に入ったら?
そして効果を実感できたら?
あなたは幸せになれるだろうか?
これからの話を知って、今後の人生が幸せになる人もいれば、不幸になる人もいるかもしれません。
頑固なジジババへの万能薬

私は、老人ホームや個人宅に薬を届けたりする、いわゆる在宅医療に携わっていたことがあります。多くのお年寄りが数種類の薬を服用しています。なので、服用タイミングが同じ薬を1回分1包ずつまとめる、一包化という作業をすることが多かったです。そして施設には多くの患者と看護師がいるので、わかりやすく患者名・服用日・用法・用量・薬品名などを基本一緒に印字してました。これがかなり面倒くさい・・・
そんな仕事をして1か月を迎えようとした頃。
ある特定の患者数名だけ患者名と『痛い時』や、『寝る前』といった用法しか印字しない白い粉が処方されていました。成分は同じなのに患者それぞれにその効能は異なり、何人かはすごく効くよ!という患者もいました。薬にうるさい頑固なお年寄りも「良い薬じゃ」「わしに合ってる!」など。その成分はまさに、万能薬。
なので、その白い粉だけ欲しがる方や、必要になる方が現れるくらい。
ちゃんと先生が診察して、処方箋に書いてあるのでその通りに白い粉を調剤して患者に届けていました。
その成分は、
『乳糖』
乳糖とは、『乳』という文字がつくように乳製品や母乳などに含まれる糖の一種。白くてサラサラしている粉。こんなものに薬効なんてほとんどない・・・本来は賦形剤として使うのが一般的なのに・・・
しかし、先生は乳糖を痛み止めや、睡眠導入剤として処方箋に書いてくる。
あっ!そうかっ!
これで分かったことがある。
乳糖は万能薬!魔法の薬!
ではない。
みなさんプラセボ(プラシーボ)効果というはご存知でしょうか?
プラセボ(偽薬・擬薬):ある医薬品の真の効果を試験するためや、患者の気休めのために与える、乳糖など生理作用のない物質で製した薬。
大辞林 第三版
プラセボを使えばある程度の病気は薬を飲まなくても治せるかもしれませんねぇ
ちなみに、病院でも使われることがあります。
万能薬のデータ多すぎ!

先程は頑固なお年寄り達に対しての例えだったんですが、このプラセボは医薬品の開発時の試験にも使われています。薬効が期待できる成分と、プラセボ薬(偽薬)として内服では乳糖やデンプン、注射剤では生理食塩水などとの比較試験です。
面白いのが、プラセボを服用した人にも効果が現れていること!効果を示している割合は、圧倒的に薬効が期待できる成分の方ですが、多くの医薬品の開発時の試験で乳糖・デンプンでも同じ効果が現れている人が存在するということです。
糖尿病薬・高血圧薬・頭痛薬etc.いろんな薬のプラセボとの比較試験のデータが、医薬品の説明書(添付文書)には載ってます。それを見るとプラセボでも少し効きいている人がいるみたいです笑
医薬品の研究に携わる知り合い薬剤師によると、薬の種類によっては、プラセボ薬と薬効が期待できる成分との差が出ずに、医薬品の申請が通らない成分もあるとか。
薬を飲んだという安心感が、自然治癒力を高めてくれているんですかね。
このような試験を色々行って、「この成分って本当に効くの?」「気休めじゃないの?」を確認しているですね。
万能薬 イズ イン ユア マインド!

他にも多くのプラセボ効果によるデータは存在するみたいですね。(調べて知っていれば話のネタになるかも笑)
プラセボ効果は注目され研究されている分野でもあり、ホルモンなどの神経伝達物質が影響しているという説もあります。
痛み・不眠・疲労・乗り物酔い・泌尿器系・胃腸症状の吐き気や下痢・便秘などに効果が出やすいみたいです。(気持ち的な部分の強い症状・現代人に多いストレスによる症状に効果が現れやすいみたいです。)
つまり、
プラセボ効果は思い込み・洗脳など、気持ちの問題である程度病気を緩和、治療できるということで、
使いこなせれば夢の万能薬を手にしたも同然!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
もはや薬なんか必要ない!
病気なんかにはならない!
まさに『病は気から』だ!
しかし、
最初にも書いたように、この話、今後人生が幸せになる人もいれば、不幸になる人もいるかもしれないというのは、
あなたがいつも疲れた時飲んでいる、栄養ドリンク。
あなたがいつも痛い時に服用している、痛み止め。
あなたがいつも摂っている、サプリメント。
などなど・・・
実際効果があると思って使っていれば、プラセボ効果でプラスに作用するかもしれないが、少しでも疑い始めたら・・・
よく薬局やドラックストアでも、
「これはよく効く!」
「何かあったらすぐこれを使うんだよ」
っと言って来くる患者やお客がいます。
それらの効果はCMや口コミからのイメージが強く、実際にはそこまで効果が強くなかったり、もっと効果があるものはたくさんあるのでは?
っと思うことがあります。
がっ!
使い方さえ間違っていなければ、
「そうですよね〜」
「効きますよね〜」
と、私は答えるようにしています。
